日本語リストラ案について

国家生き残り戦略としての日本語リストラ - michikaifu’s diary
日本が未来に生きるために日本語を改変する - 狐の王国
うーん。日本語自体は時代ごとにどんどん変化してるので、正しい日本語にこだわるつもりはないのだけど。ただ、漢字と平仮名と片仮名を使い分けることができる点こそが日本語の優れているところだと思うので、片仮名をスポイルしたら日本語は今よりも使い勝手の悪い言語になるのではないか。
片仮名の使い道は外来語だけではない。片仮名は、手書きで漢字を思い出せない時、電子情報であればシステム上表示できない漢字であるとき、代替として片仮名表記を使う。その他、擬音であったり造語であったり、これらを平仮名に置き換えると可読性が下がる。
もう一つはアルファベット表記だと全部英語読みになってしまう問題。つまりSAUERがサウアーとなってしまうがザウエルと読んで欲しい場合。これは今の日本で使われている片仮名商標とかをアルファベット表記したい場合に色々問題になってくると思われる。

数詞については、今だって日本語に不慣れな人には細かいことは言ってないと思うのだがどうだろう?日本人だって数詞についてはいい加減である。日本語としては「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」で数えてもらえば汎用性があって良いのだが、外国の方には「いち、にい、さん・・・」と「ひー、ふー、みー・・・」の両方を覚えてもらうのは酷であろうから「個」が無難なのはわかる。

どちらかというと、カタカナを追い出す前に、ローマ字表記の混乱に手を入れるべきだと思う。「大久保」「大田」あたりの混乱ぶりとか・・・。日本語入力システムで小さい「ぁぃぅぇぉ」の入力にLA〜LOを使わせるのもどうかと思うんだけど。