ナイフと包丁の殺傷能力の差

前回の記事では「ダガーナイフの方が包丁よりも殺傷能力が高い」という前提で書いてしまったが、実際のところはどうなんだろう。ちょっと調べてみた。
下関通り魔殺人事件・・・包丁による受傷者8命中3名が死亡(37%)
池袋通り魔殺人事件・・・洋包丁とハンマーで受傷者10命中2名が死亡(20%)
附属池田小事件・・・出刃包丁による受傷者23命中15名が死亡(35%)
こうしてみると、必ずしもナイフの方が殺傷能力が高いとは言えないのかもしれない。ただ、事件毎に救急救命の対応等に違いがあるし、そもそも日本ではこの手の事件は(幸いなことに)非常に少ないため、統計的には誤差の範囲内とも言える。