昨日の続きで色々と考えてみた。
カタカナのアイヌ語対応のための拡張で問題があると思うのは以下の二点だ。
- 標準的な日本人は、アイヌ語拡張されたカタカナを読み書きできない。
- アイヌ語しか理解しない人は、アイヌ語のカタカナ表記を覚えても、さらに漢字とかなを覚えないと日本語を読むことは出来ない。
もちろん、アイヌ文化に関わりのある日本人が、その文化を後世に残す目的であれば、これらは問題にはならない。
ただ、韓国のハングル普及活動のようにカタカナを輸出するなんてことを考えると、はたして役にたつのかなぁと思ってしまう。日本人からすれば、拡張されたカタカナなんて読み書きできないし、逆に日本に来る外国人にとってひらがな又はカタカナだけが読めてもそれほど恩恵はない。
まあ、ちょっとした親近感くらいは感じてくれるだろうが。