録画補償金について

というか、補償金がきちんと権利者へ還元されるなら、払うのにやぶさかではないのだよ。
徴収された後の補償金の流れが不透明だから、消費者としては払いたくないのだよ。
我々が払う補償金は、権利者へ還元されるべきものであって、協会だの連盟だのの運営費として使われるべきものではないはずなのだから。それに、アニメを録画しようが、アニソンを録音しようが、補償金が演歌歌手に流れてしまう可能性を残す制度も問題だし。(別に演歌が嫌いなわけではない)

権利者団体側には、現行のどんぶり勘定で徴収して、どんぶり勘定で分配する制度に対して「ノー」を突きつけられていると考えるて欲しい。まあ、技術的にCD-RやDVD-Rが何に使われたか追跡調査はほとんど不可能ではないかと思う。しかし、「コピーワンスのムーブ失敗はメーカーの技術力の問題」と言い切ったのだから、「録音録画補償金の公正明朗な分配」は権利者側の責任で解決すべきだろ。常考


あと、録画補償金の約30%が実演家団体に分配されてるのも納得できない。これは各パッケージ(テレビ番組、ビデオソフト、等)毎の出演料の形で解決するべき。同様に文芸団体やJASRACに分配されるのも変な話であると思う。

ざっくりだが調べていると、日本映画制作者協会はきちんと補償金の分配ルールをインターネットで公開している。これは評価されるべきだろう。
逆に日本脚本家連盟などはネット上では補償金の取り扱いが全くわからなかった。また、私的録画著作権者協議会はそもそもホームページが見つからない。アホかと。