著作権者の消費者団体への不信と、消費者の管理団体への不信

http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20090505/p1
えっと。
まず、利害関係が切れているから分配に口出しする権利はないと言う部分についてですが、これは非常に疑問です。
雑誌を例に出しましたが、この場合は他の雑誌を買う、単行本を待つという選択肢が消費者に与えられます。作家側も他の出版社を選ぶ自由があり、そこには一定の市場原理が働くはずです。
しかし、補償金については税金のようなもので、録画録音機器から一律に徴収されます。そこに他の選択肢はなく、市場原理が働かないのだから監査の目は必要なはずです。消費者側の目を入れられないとする理由がよくわかりません。(消費者主導とまでは言ってません)

元々、消費者団体代表を呼ぶのは補償金導入の時に「様々な立場の人が議論を尽くした」とするための口実、大義名分が欲しいからだと思っています。著作権者側は消費者への不信を募らせ、消費者側は管理団体への不信を募らせ、感情論に終始しているように見える様はあまりに不毛のようにも思います。