農協ってそんなに悪者なの?

日本の農業について語るとき、しばしば農協がやり玉に挙げられるんだが、個人的には違うんじゃないかと思う。
そもそも、ウチの実家も含めてだが、ほとんどの農家は農業に向上心なんて持ってなかったんじゃないか?そういう連中をまとめ上げて曲がりなりにも農業として成立させようってのが無理難題だったんじゃなかろうか。
なんでこんなことになってるのかというと、戦後、農地解放という名の下に、それまで小作人だった人間が何の心構えも無しに自作農になったのが発端なのかな。普通に考えて、サラリーマンを全員、強制的に個人事業主にしたら問題が起きるはず。それを曲がりなりにも農業を破綻させずに存続させてきた農協はもっと評価されても良いと俺は思う。
その結果として、現代では色々と問題を抱えているのも事実ではあるが、それは農家の側がそう望んだからだし、政治の側が何も手を打たなかったからだし・・・。どうなの?